自身の所属する業界が今後どのようになっていくかを知っておくことはとても重要です。もちろん絶対にこうなるということはわかりませんが、市場がどう移り変わるかの予測をしておくことで世の中のサービスの変化やお客様の変化に気づくことができます。すると自身のやりたいことの幅が広がったり、より大きな楽しみが増えることもあるでしょう。
治療家業界におけるマーケットはここ数年でコロナによる変化はあるものの概ね横ばい状態が続いています。
今後、治療家業界の市場が小さくなるという記事も見かけますが、それは院数の増加と労働者人口の減少があり、倒産件数の増加があったことが大きな理由とも言えます。
整骨院の場合、良く利用しているという方の利用率は3％ほどであり、利用をしたことがないという方は50％を超えます。鍼灸院については過去利用したことがある方は5～7％と利用率が極めて低い業界です。
そのため、美容などのサービス展開による若年層に対するサービス展開や超高齢者社会に突入するにあたり、平均寿命と健康寿命の差を縮めるためのサービス展開、世界的に見た時には代替医療としての東洋医学の関心の高まりから2023年から2032年までに10倍の鍼の使用数となるとも言われるなど多くの可能性も持った業界だとも言えます。そのことから、変化のできる企業や強みを明確に持った院が今後活躍していく可能性があるとも言えます。
企業調べをするときには、企業ごとの歴史や変化、強みについてみてみると新たな発見があるかもしれません。